
今、単焦点レンズ35mmが話題となっている。
35mmをフルサイズカメラで使うと人間の普段の見た目の風景がそのまま映し出されるので、各メーカー明るい単焦点レンズを作っています。
また、単焦点はズームレンズと違って、一定の画角のみですので解像度が非常に良いです。また、解放F値も明るくなります。
1本は持っておきたいですね。
キヤノン EF35mm F1.4L Ⅱ USM
2015年9月に発売されたばかりの、キヤノンの最新のレンズである。
EF35mm F1.4Lは、キヤノンの斉井新技術BR光学素子を採用し、軸上の色収差を補正している。
今までの大口径レンズの開放値で発生する色収差をなくしている。
開放値F1.4という明るさを活かして美しいボケが期待できる。
解像度も非常に高く、EOS 5Dsでの撮影を前提に設計されている。
ニコンAF-S 35mm F1.4G
2010年10月発売なので、約5年前の製品である。
しかし、そこはニコン。その描画力は今でも十分通用する。D810でもしっかりと改造する。
F1.4という明るさなので、夜景にも強い。
絞り解放でも口径食があまり見られない。
設計が古いためかコマ収差が気になる。
ソニー ディスタゴンT*FE35mm F1.4ZA
2015年6月に発売された新しいレンズ。
絞り解放では、柔らかいソフトなボケが映し出される。
絞りをF2.8まで絞ると解像度がぐんと上がる。
新しい高度非球面レンズが採用されその描画力が抜群である。
シグマ 35mmF1.4DG HSM Art
2012年11月発売のレンズ。
他の純正レンズと比較すると半額以下なのでコストパフォーマンスがよい。
逆光にも強いレンズ設計と解放からシャープに映し出されるのが魅力的である。
絞り解放では、若干レンズ周辺が暗くなるがそれほど気にならないレベルである。
シグマの高級レンズシリーズ「Art」の第一弾である。
カメラメーカーレンズに劣らない解像度はさすがシグマである。
開放でも十分な解像度であるが、1段絞るとさらに解像度が上がる。
タムロン 35mm F1.8 Di VC USD
2015年9月発売。
この中では、唯一のF1.8である。しかし、軽量コンパクトで、値段が安い。純正メーカに比較すると約1/3で買える。
F1.8なので、F1.4のレンズと比較するとボケが弱くなる。
しかし、タムロンの強みは、3.5段分の手ぶれ補正がついている。明るいレンズでも暗い場所だとシャッター速度が遅くなりがちである。このレンズは暗い場所でシャッター速度が遅くなっても手ぶれ補正でカバーできる。
一般的に手ぶれ補正機能が加わると描画力が落ちてしまうが、新設計のこのレンズはそれが見られない。